【国民の責務】
今日の日本を古典に
徴【ちょう】して考えてみましても、
無事に済むわけがない
ということがはっきりします。
これをどうするか、どう切り抜けるか。
いたずらに高きを望んでも
仕方ありませんから、
やっぱり自分の手の届く職域、家庭、
交際範囲から、道につかせる、
正しきにつかせることであります。
国民のすべてが何とかなるだろうと
他人ごとのようなことを言って、
無責任の状態がこれ以上激しくなりますと、
日本は必ず混乱・破滅を招きましょう。
…われわれの日常生活においても発奮、
努力することが大切。
これは人間の歴史の結論であります。