01日 8月 2019 安岡正篤一日一言 令和元年08月01日(木曜日) 【細井平洲の手紙】 細井平洲の上杉鷹山に宛てた手紙の中に、 学者を語って面白い一文がある。 「世の中に払底なる(底を払って空しい)者と申し候は、 学術志行兼備と申す人に御座候。 何れの国にも学者は学者風にて、書に対し候時は学者に御座候。 人に対し候時は世人に御座候」と。 書に対する時だけ学者で、他の時は俗人というのでは、 人を感化・指導することなど思いもよらぬ。 tagPlaceholderカテゴリ: 安岡正篤