安岡正篤一日一言 令和元年06月09日(日曜日)

【六 有】

 万世(ばんせい)の為に太平を開くの語で名高い
 宋初の碩学張横渠(ちょうおうきょ)の説。
 その達見深識に敬服する。
 (一)言に教有り。(言葉には人の道の教え)
 (二)動に法有り。(行動は礼に適う)
 (三)晝(ひる)に為す有り。(昼は有為な働き)
 (四)宵(よる)に得る有り。(夜は読書の学び)
 (五)瞬に養有り。(射には修養)
 (六)息に存有り。(学問は呼吸の如く)
 瞬・養有りは、先ず瞬(まばた)かざるを学んで而(しか)る後、
 射を言うべし(列子・湯問)でわかる。
 息・存あり。学記に四焉即ち蔵焉・修焉・息焉・遊焉を説いている。
 学問が息と同じになることである。
 達人の息は静かに深い。