【理の実践を道という】
この理に対して、道という場合にはどう違うかと言うと、
道は文字通り人間が歩いて行くものであり、
歩いて行くのに必要な筋道である。
どこへ行くのにも、道に依(よ)らなければ、
道を歩かなければ、行くことが出来ない。
つまり道は実践というものと離れない。
理は人間がその知性・知能で解する、理解するものであるが、
それを実践するものは道であります。
(中略)
そこでこれを結んで道理と言うのであります。
理は理であるが、人間が実践出来るもの、
実践と一つになっておるものが道理である。