【感覚神経と自律神経】
道徳がないと、人間はだめになる。
ホルモン機能がないと人間はだめになり健康はだめになる。
神経でいうと、自律神経というものがないとだめになる。
感覚神経だけではだめ。
われわれの内臓はすべて自律神経で生きておる。
自律神経の中でも、特に大事なのは
迷走神経と抑制機能を司(つかさど)る神経系統で、
これが臍(へそ)の中心から1センチほど下のところ、
すなわち臍下丹田(せいかたんでん)というところに一番集まっておる。
刺激があった時にぐっと抑制をするのがこの神経である。
道徳とは感覚神経に対する自律神経の働きをするものであります。
だから欲望に対しては、克己的な働きになる。
道徳心を失ったら、
人間は放縦(ほうしょう)になり、軽薄になってだめになります。