安岡正篤一日一言 2018年09月28日(金曜日)

【敬と信仰】
 敬するというのは、
 より高きものに対する
 人間独特の心で、
 敬するから、
 至らない自分を省みて恥ずる、
 これは陰陽の原理であります。

 敬するから恥ずる、
 恥ずるから慎む。
 戒める。

 この恥ずる、慎む、
 戒めるということが
 主体になる時に道徳と
 いうものができるのです。

 敬するということが建前に
 なる時に宗教というものになる、
 信仰というものになる、
 信仰というものがあれば
 必ず道徳がその中に入る。

 道徳なき信仰と
 いうものはありません。

 又信ずるところ、
 信仰があるから、
 恥ずる・慎む・戒むという、
 これが建前になって道徳になる。

 道徳という時には
 宗教が中に入る、
 宗教という時には
 道徳が中に入る。

 宗教なき道徳なく、
 道徳なき宗教は
 ないのであります。