安岡正篤一日一言 2018年09月14日(金曜日)

【国 老】

 家に祖父母が大切なように、
 国には国老がなければならぬ。
 国老は当局の為政者のように忙しい地位ではない。
 差し当たって直接権略を要する身ではない。
 そう油断なく施政の利害に考慮を払う必要もない。
 彼はひたすら国家・人民を愛する人、
 心配する人でなければならぬ。
 何とか人民の生活を安楽にし、風教を振興し、
 国家の貞祥を謀りたいと種々肝胆を砕く人でなければならぬ。