安岡正篤一日一言 2018年07月21日(土曜日)

【尋常ということ】

 昔は小学校を尋常【じんじょう】小学校といいました。
 この尋常とはあたりまえ、どんなことにでも、
 平常と少しも変わらないことです。
 如何【いか】なる戦場に臨んでも平常どおり
 少しも変わらぬ戦いをしたいと、
 昔の武士は「いざ尋常に勝負」と言ったものです。
 従って尋常小学校の尋常とは将来如何なる境遇にあっても
 平常心を失わぬように処【しょ】する
 その根底を養うことであります。
 これを誤って尋常小学校とは学校の中で
 一番程度の低い子供の団体である等と、
 とんだ誤解をしておると申さねばなりません。