安岡正篤一日一言 2018年07月12日(木曜日)

【生命力を強くする】

 人間は現象的に煩雑になればなるほど、
 根源から遠ざかり、生命力が弱くなる。
 木でもそうですね。
 木というものはあまり枝葉が茂り過ぎたり
 花や実がつき過ぎたりすると、
 一時的には大そうさかんなように見えるけれども、
 実はそれによって木の生命力は非常に弱くなる。
 人間もちょうど木と同じことで、
 内面生活の充実を忘れて徒に煩雑な外面の現象にとらえられておると、
 だんだん生命力が減退してくる。
 だから生命力を強くするためには常に内に反らなければなりません。
 内に反って己に徹し個に徹するほど力が出てくるのであります。