安岡正篤一日一言 2018年07月10日(火曜日)

【気を養う】

「気を養う」ことには國藩は驚くべき綿密な工夫を積んでいた。
彼は気を養うために、気を丹田に蔵むるにつとめた。
人に対していうべからざることをしないと誓った。
これかつて宋の名臣・司馬光の心行であった。
習字もまた彼にとって養気の一端であったらしい。
彼は食事の後しばらくは字を習うことにしていた。
実際私たちでも、静かに机に対して滑かに墨を磨り下すときは、
不思議に心意識の沈静するを覚える。
彼も必ずこの間において大いに自得するところがあったのであろう。