【自然に任せる】
少々の過ちや咎(とが)があっても、
罪の明らかに外に出る、
罪の発するのを待って可である。
待ったほうがよろしい。
あまり突っついてはいけない。
自然に発する時期を待たなければいけない。
これは病気の治療も同じことです。
病気を診察して、あまり早く攻めるといけない。
自然に誘発してそれを処理するように
していかなければなりません。
経験を積んだ老医は
病に逆らわんでうまく病を治める。
せっかちの医者、経験の足りない医者は
すぐ局所投薬をして、やり損なう。