安岡正篤一日一言 2018年02月02日(金曜日)

【時 習 ①】

 幕末から明治の初めにかけて行われた
 塾式教育の時代には、
 行儀作法から始めてきわめて
 具体的、個性的、実践的に学問教育が行われましたが、
 それが近代の学校制度になるに及んで、
 多数の生徒が一堂に集まり、
 教科書をつかって勉強するようになりました。
 それから師弟も人間と人間との関係、
 直接の関係がなくなって、
 ただ知識本位、理論本位に終始して、
 次第に人間としての具体的な存在や行動から遊離して参りました。