安岡正篤一日一言 2018年01月25日(木曜日)

【国の見方】

 国にして治法あらざるなく、
 国にして乱法あらざるなし。
 国にして賢士あらざるなく、
 国にして罷(ひ)士(役に立たなくなった人間)あらざるなし。
 国にして愿(げん)民(善良な民)あらざるなく、
 国にして悍民(利己的主張や行動をたけだけしくやる者)あらざるなし。
 国にして美俗あらざるなく、
 国にして悪俗あらざるなし。
 両者並行して国在り。
 上に偏(かたむ)けば国安く、下に偏けば国危し。(王覇)

 要するに両者いずれの方にかたむくかである。
 歴史上の一々の具体的事情がどうあろうと、
 そんなことには関係なく、共通の原則的問題である。