松下幸之助翁のお話 1月22日 長年のツケを払うとき

戦後三十年間、政治の仕組み、教育のあり方、またお互いのものの考え方、生活態度の中に、知らず識らず、いろいろなムダや非能率が生まれ、増大してきた。それがつもりつもって物価をジリジリと押しあげ、とうとう今日の事態を招来したのである。

お互いに考えるべきことを考えず、改善するべきことを改善してこなかった、長年のたまりたまったツケがまわってきたのである。だれが悪い、かれが悪いと責めあっているときではない。そのツケはそれぞれの分に応じて払わなくてはならない。その覚悟を真剣に持つことができるかどうか。そこがきわめて大切な点だと思うのである。