安岡正篤一日一言 2017年12月27日(水曜日)

【仁義の大道】
 日本経済の目覚ましい成功発展が
 益々謳歌されている時、

 一日読書のみぎり、
 ふと幕末の英傑横井小楠の
 名言に出会った。

 ――「こゝで日本に仁義の
 大道を起さねばならぬ。

 強国に為るではならぬ。
 強あれば必ず弱がある。

 この道を明らかにして、
 世界の世話焼に為らねばならぬ。

 一発で一万も二万も戦死する
 といふようなことは
 必ず止めさせねばならぬ。

 そこで我が日本はインドの
 ような植民地になるか、

 世界第一等の
 仁義の国になるか、
 とんと、この二筋のうち、
 この外には更にない」
 ―村田氏寿対話。
 
 一寸語を変えて言えば、
 そのまゝ今日のわが国是に
 なるものである。