安岡正篤一日一言 2017年12月23日(土曜日)

【大宅と小宅】
 世界の王室において
 ひとり姓のないのは
 日本の皇室だけである。

 日本の皇室は長い歴史の間に
 君民一体になって、
 いつの間にか姓というものが
 皇室になくなってしまった。

 つまり完全に国民に
 同化してしまった。

 それは親の数から
 勘定しても分かる。

 君民というのは本当に一家だ。

 皇室は大宅【おおやけ】で
 一般国民は小宅【こやけ】である。

 それで小さい方は数が多いから、
 ちょうど枝葉になるからして
 それぞれ姓が違うが、

 それを結ぶ全体性と
 いうものに当たる皇室は、
 私姓、私の姓というものが
 消滅してしまった。

 こんなことは世界の歴史の
 どこの国にもない。