安岡正篤一日一言 2017年12月21日(木曜日)

【正気の振興】
 いま我われが最も心を悩ますのは、
 日本民族が気力を無くしている
 ということであります。

 どうしても気力を
 回復しなければならない。

 これは指導者の責任である。

 一番情けないのは、
 日本の指導階級が
 次第に気力を無くして、

 他民族あるいは他国家等に迎合的で、
 ソ連や中共はもちろんのこと、
 朝鮮などに対してもいつも受太刀で
 ひたすら妥協的、迎合的である。

 言を換えて言うならば、
 一般に正気というものが
 なくなってきている。

 いかにして民族に正気を
 振興するかということを
 今後の日本の政治の
 根本問題としなければならない。

 家族としても、個人としても、
 これを考えなければならない。

 ただ愛だ、平和だ、
 文化だのといって民族、
 家族が正気を失って
 惰弱になってしまっては、
 日本の前途は非常に暗い。

 混乱の時代あるいは
 暗黒の時代がくることを
 覚悟しなければならない、
 と感ずるのであります。