安岡正篤一日一言 2017年12月10日(日曜日)

【福と偪 ①】
 東洋の文字学は、
 福という字を考えて作っております。

 福という字の旁【つくり】=畐は、
 人間が努力して収穫した物の積み重ね、
 即ち蓄積を表わす形象文字であって、
 その蓄積の神の前に供えること
 の出来るものが福であります。

 自分の心掛けによって
 神の前に差出す事の出来る蓄積、
 これが本当のしあわせであります。

 自分の努力や心掛けによらずに
 偶然に得たものは、
 如何【いか】に都合の好いものであっても、
 それは幸であって、福ではない。