安岡正篤一日一言 2017年11月15日(水曜日)

【知識は愛】
 真の知識は実は
 愛でなければならぬ。

 英語やフランス語が出来ても、
 哲学者や文芸家の
 名前や事蹟【じせき】を
 いくら識【し】っていても、

 そんなことは何等【なんら】
 人格価値を増すものでは無い。

 要はそれ等【ら】を通じて人格活動が
 如何【いか】に深く広くなるかに在る。

 小説などを読み噛【かじ】って
 人生問題を喋々【ちょうちょう】する娘より、

 黙【もく】して娘の着物を縫って居る
 母親の方に遥かに
 深い人生の知識がある。