安岡正篤一日一言 2017年10月27日(金曜日)

【日本精神とは】
 日本精神は、
 山鹿素行【やまがそこう】先生が
 『中朝事実【ちゅうちょうじじつ】』の後に
 チャンと論じているように、

 異民族文化を自由に摂取して、
 これを日本化する上において
 天縦【てんしょう】の神聖をそなえている。

 中国の言葉でいうならば
 「鼎新【ていしん】」という言葉がある。

 鼎がちょうど、いろいろ食物の材料を入れて、
 それを煮て一つの料理にすると同じように、

 道というものは自由な造化力
 でなければならない。

 できるだけ自由にものを包容して、
 それを新たに造化する
 のでなければ道ではない。
 
 日本精神はそういう鼎新力、
 天縦の神聖を確かに
 世界のあらゆる民族に比べて、
 最も豊富に持っている。