松下幸之助翁のお話し 9月 8日 不景気に強い経営

好況時には少々の不勉強であっても、サービスが不十分であっても、まあどこでも注文してくれます。だから経営の良否というのはそう吟味されなくてすみます。

ところが不景気になってくると、買う方は、十分に吟味して買う余裕がでてきます。そこで、商品が吟味され、経営が吟味され、経営者が吟味されて、そして事が決せられることになるわけです。ですから、非常にいい経営の下に、いい人が育っている会社や店は、好景気にはもちろん結構ですが、不景気にはさらに伸びるということになる。そのことを事業にたずさわる者としては、日ごろ常に心にとめておかなければならないと思います。