安岡正篤一日一言 2017年07月21日(金曜日)

【尋常ということ】

 昔は小学校を尋常【じんじょう】小学校といいました。
この尋常とはあたりまえ、どんなことにでも、
平常と少しも変わらないことです。
如何【いか】なる戦場に臨んでも平常どおり
少しも変わらぬ戦いをしたいと、
昔の武士は「いざ尋常に勝負」と言ったものです。
 従って尋常小学校の尋常とは将来如何なる境遇にあっても
平常心を失わぬように処【しょ】する
その根底を養うことであります。
これを誤って尋常小学校とは学校の中で
一番程度の低い子供の団体である等と、
とんだ誤解をしておると申さねばなりません。